SHAGGY DOG SWEATER

シャギードッグを話す前に・・・・シェットランドセーターの話。

シェットランド諸島は、スコットランドの最北端に位置しています。

100の諸島から形成されていて有人等は16ほどです。

シェットランド諸島は、複雑な地質、険しい海岸線と総じて低い丘陵が特徴の島々です。

1年中強い海風が吹き渡る為に植物が育ちにくく、緑の丘陵が連なる風景には大きな木が見当たりません。

過酷な自然環境の中にほぼ野生種に近いかたちで飼育されている人口の10倍の数のシェットランドシープは、英国内でもっとも軽くやわらかいことで知られています。

 シェットランド諸島に編み物が伝わったのは中世後半、北欧の海を行き来する漁船や交易船がもたらしたと言われています。その後独自の文化をとげ、今日では、シェットランドセーターは世界中で愛されています。

シェットランド諸島では、500年以も昔から島の人々が自らの命を守る為に生産し愛用し続けたニットです。SHAGGY DOGもその一つです。

シェットランドウールを編み上げたセーターをチーゼルの実(アザミ)で毛羽たせて、毛むくじゃらにさせたセーターを「シャギードッグ」と2代目社長のアービン・プレスが名付けたと言われております。アービン・プレスが飼っていた犬が雨に濡れた様を見てそっくりなことからその名が名付けられたと言われております。

今ではこれが世界中でシャギードッグニットの代名詞になっています。

J.PRESSでの歴史の中で、シャギードッグニットが確認出来ているのは1950年代からです。勿論、シェットランド島で作られてきており、年間を通してブローシャに紹介されています。少なくとも半世紀以上チルデンセーターと並び、トラディショナルウェアの定番セーターとして存在しております。

着用した歴史がある著名人といえば、ジョン・F・ケネディ、ケリーグラント、ジョージブッシュなどが名を連ねており、アイビー・リーガーなどからも長年にわたり愛されてきました。

J.PRESS ORIGINALSのシャギードックの特徴といえば、原料、工場は継承し、シェットランドタイプの原料、スコットランドの工場でニッティングしております。

硬い、着づらいイメージのあるシェットランドではありますが、仕上げにアザミの実で起毛をし、起毛を少し多めにかけてもらい、柔らかく着易く、軽いものにしてあります。

色についてはメランジ見えで統一し、起毛させた時に多色の繊維が絡み合った時の見え感を想像して選定しております。

昨年のセットインスリーブからサドルショルダーに変更し、脇から裾に掛けて丸みを帯びたシルエットになっております。また、裾リブは少し狭めにして腰の下にしっかりホールドされ溜まりができるのを意識しました。他社と比較すると肩幅、身幅をスウェット感覚でリラックスして着用できる様な少し大きめのサイジングにしています。

 Shaggy Dog Sweater(SLD) ¥27,000.-(+tax)

 Shaggy Dog Sweater  (BORDER) ¥33,000.-(+tax)

 

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