OBVUSE
デザイナー坂井俊太が手掛けるブランド「オビューズ(Obvuse)」が、2022年春夏シーズンにデビュー。日本古来の伝統的な職人の知恵と革新的な技術を掛け合わせ、現代の環境や生活に適したオリジナル素材をメインに用いて、軽やかでオリジナリティのあるアイテムを発表。坂井は文化服装学院で学び、イスティチュート・マランゴーニ(Istituto Marangoni)のロンドン校で修士課程を修了。その後「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」と「バーバリー(BURBERRY)」でウィメンズウェアデザイナーを経験した。帰国後は、国内外のブランドでアウトソーシングデザイナーを務める傍ら、バッグやアクセサリーなどの販売を手掛けた後、ブランドを立ち上げた。ブランド名のオビューズはobviouslyとuseを掛け合わせた造語で「言葉で説明しなくても、使ってもらえば良さが分かる」という意味を込めた。ターゲットは20代半ばから40代をイメージ。ファーストコレクションでバッグにフォーカスした理由として、アパレルに比べて在庫リスクが少なく、ユニセックスで使用できること、セレクトショップなどに卸して販路を拡大しやすいことなどを挙げた。日本でしか作れないものを世界に向けて発信していきたいとの考えから、日本の強みである機屋や織屋で製作したオリジナル生地を全てのバッグに使用。素材や作りにこだわりつつ、手に取りやすい価格帯を実現している。